2022.4「ステンレス鋼の加工」について

今回の製作実績紹介は、特殊ステンレスを使用した、約5台目の「水門」製作についてです。

特殊ステンレスを溶接 保護面 完全溶け込み溶接

まずは仮止めをし、完全溶け込み溶接で接着していきます。
溶接を行う場合、作業量の大小に関わらず安全面から保護手袋など頭から足までしっかりと保護し飛散物によるリスクを抑える為、そして作業員の安全を守り、社員とその家族の幸せを守るために徹底し作業をおこなっています。

 

 

完全溶け込み溶接で溶接後、超音波深傷試験(UT)やレントゲン検査を行い品質の安定を計っています。

また歪みを修正する場合は、治具に固定しバーナーで炙った後、すぐに水をかけます。

金属は火で炙ると膨張し、反対に水をかけると冷えて元に戻ろうとする力が生まれるので、その反動を利用して歪みを取っていきます。

 

治具 歪み修正 急冷 ステンレス加工 



ステンレス加工は歪みを取るのが難しく、地道な作業にはなりますがプライドを持って精密さを重視しています。求められる溶接の精度は4~5平米で2ミリ以下の誤差範囲内と、徹底した高品質を長年継続して製作しています。この高品質こそ長年精度にこだわり培ってきた技術力です。

溶け込み溶接 溶接 仮止め 強度
完成形 ステンレス 完全溶け込み溶接 溶接 精度

 

 

バナー こんな感じで作っています

 

 

リサイクル SDGs 廃棄物削減 

 


また、SDGsの観点では、穴あけ加工の作業で出た切りくずも種類別で分別しリサイクルの推進、廃棄物の発生量の削減を心がけています。

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