2022.7「溶接技術」について 2022年7月29日 最終更新日時 : 2022年7月29日 栄貴工業 今回は、溶接技術について紹介します。 この写真の鉄管は、パイプをサポートする為の先をすぼめた形状(レジューサー)ですが、すぼめた部分と鉄管をただ溶接しているだけの様に見えます。ところが、円形のものを溶接するには “ 技術 ” が必要です。 平面だと上手・下手はあれど比較的簡単ですが、材料側が立体である為、ターンテーブルを使用し、材料側を回転させて溶接していきます。 技術は、その回転速度の調整にあります。 早過ぎず遅過ぎず絶妙な速度に応じて、溶接加減を調整しながら、狙う角度や位置等を一致させていく事が “ 溶接技術 ” (熟練の技)です。 今では先輩から後輩へと受け継がれ、現物を見せて、口頭で説明し、実際に作業を行う事により少しづつ技術が継承されていきます。 社内でも「努力は自分、評価は他人」と表し、職人として一生現役を貫ける様、常に学び実践していく社風がココにはあります。