2023.10 「クレーンの旋回台」について

今回は、【船上クレーンの旋回台の製作】についてご紹介します。

昨年3月投稿の、“「クレーン旋回台」について”の2を製作しています。

 

 

 

 

完成すると直径約7mもある、とても大きい“ 旋回台 ”を製作しています。
これは船の甲板に取り付けます。

 

この様な大型の製作物でも小型でも、溶接前に定盤へ図面の罫書(けがき)を行い、図面通りに仕上がるよう実物大で現物を合わせ、何度も確認をしながら作業を進めます。

この作業で1番苦労するのは、正確さです。一つ一つを組み合わせ、大きい製品にしていく過程で、一つでもズレてしまうとそのズレが、全ての工程に影響してしまいます。

この重要な作業は複数人で行うと把握しきれなくなってしまうため、1人が責任を持って最後まで行います。

製作する過程では、罫書作業のように1人が担当する作業もありますが、多くの過程は仲間と共に作り上げていきます。社員一人一人の熟練技と全社員がチームワークを大切にしつつ、今回の製作しているクレーンを運転する人の安全を願いながら、精度の高い製品を作っています。

また、普段は大型製品を作ることが多い弊社ですが、その技術を活かし、小型製品を製作することもあります。例えば、工場の天井などに多く設置されている、配管を支持するためのパイプサポートや配線サポートです。

製品の大小に関わらず、図面通りの精度の高さを持つ製品を提供できることが、栄貴工業の強みだと自負しています。

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